インサイドヘッド!カナシミの本当の役割って?思い出は色とりどりだからこそいい
お盆休みの休日、子供たちとピクサー映画『インサイドヘッド』を観てきました。
劇場で記念のシールをもらいました。
この『インサイドヘッド』公開前の竹内結子さんと大竹しのぶさんのコメントを聞いて、これは見に行こうと決めていた映画です。
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【吹き替え俳優】
ヨロコビ 竹内結子
カナシミ 大竹しのぶ
イカリ 浦山 迅
ムカムカ 小松 由佳
ビビリ 落合 弘治
ライリー 伊集院 茉衣
パパ 花輪 英司
ママ 田中 敦子
ビンボン 佐藤 二朗
【インサイド・ヘッドあらすじ】
主人公のライリーという女の子の頭の中の5種類の感情たちが、協力してライリーという存在を作っています。ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ。誰にでもあるこれらの感情が頭の中でやりとりをしてみんなライリーを幸せにしたいと頑張っていました。
ある日、ライリーは家族と共にミネソタからサンフランシスコへと引っ越すことになります。その引越しはトラブルだらけで始まり、ライリーは今まで経験したことのない感情を味わうことになります。
頭の中では事件が起きていました。カナシミが大切な思い出を悲しい思い出に変えてしまい、それを元通りにしようとしたヨロコビは、誤ってカナシミと共に司令部から外に放り出されてしまいます。それは、ライリーの頭の中からヨロコビとカナシミの感情がなくなってしまうことを意味します。
ライリーの心にヨロコビとカナシミの感情をとりもどすべく、ヨロコビとカナシミは司令部に戻るための冒険が始まります。
ヨロコビがいない司令部は、てんやわんや。頭の中がイカリとビビリとムカムカだけの状態なので想像がつきますね。
ヨロコビはカナシミと一緒に司令部に戻ろうと奮闘する中で、今まではライリーの幸せのためには、邪魔だと思ってきたカナシミという感情が人に寄り添うために必要な感情だと分かってきます。
冒険の末、ヨロコビとカナシミは無事に司令部に戻り、司令部の機械から家出の電球を外すことができたので、家出しようとしたライリーは思い直して家に戻ります。そして最後にカナシミがライリーの大切な記憶をもとに戻します。
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それぞれの感情たちが、順番に司令部でライリーの感情をつかさどるのを見て、本当に頭の中がこんな風だったら面白いなと思いました。ひとつひとつの記憶がこんな風に棚に収まって、キャラクターたちに管理されているんだとしたら。
子供たちもそれぞれ自分に当てはめて楽しんだようです。
長男は、頭の中でいろんな感情が本当にああやってやりとりしてたら面白いね。いろんな感情のバランスがとれるようになるのが大人なんだね。とか。
次男は、今自分はイカリとムカムカが強いな。ヨロコビは最初のころ見ててポジティブすぎてムカついたなんて思春期らしい感想も。(私もちょっとそう思いました。)
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感情ってどうしてあるんだろう。これは、小さいときからずっと考えていたことでした。
できれば味わいたくないと思ってしまうカナシミの感情ってどうしてあるんだろう。つらいことがある度に感情なんてなければつらくないのに。って思うことがありました。
この映画はその問いにひとつの答えをくれました。
いろんな感情があるから、思い出という出来事がきれいな色を持ってくる。大人になるほど、感じ方が複雑になって、思い出の玉が色とりどりに彩られていきます。
家出をやめて帰って来た後のライリーの思い出の玉も以前よりも色とりどりになっていきました。
できれば味わいたくないネガティブな感情たちは、人にはいろんな面があることを教えてくれていて、人を1面だけで判断しないということにも繋がっていくのかなと思えました。
どんな感情も否定せずに味わう。マル、バツをつけなくてもいい。と言っているように感じました。
思いっきりマルバツをつけてきたから。ネガティブな感情を今まで抑えてきた人はホロっとくるかも。
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同時上映の短編『南の島のラブソング』も思わずホロッとさせられました。
主題歌はドリカムの「愛しのライリー」その後ろにながれるいろんな表情の人々が自分はどうなんだろう。と思わせてくれます。
気分がネガティブな時に見るのにもいい映画だと思います。
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