ドラえもんがローテクに思えてしまった!映画ドラえもん のび太の宝島

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映画・テレビ・ゲーム

ドラえもん映画に行ってきました。
行ったのは3月ですが。

今回の映画のテーマは、父と子。
ダークサイドに落ちた父を止めようと頑張る子ども達です。
ちょっとスターウォーズのダースベイダーとルークをほうふつとさせます。

映画のドラえもんでは、のび太は心優しく強く、ジャイアンはピンチに頼りになる大将になります。
スネ夫は弱音をはく役で、しずかちゃんは清く正しく美しく。ドラえもんはひみつ道具でピンチを救う最強のサポーター。
この役回りはいつものとおりです。

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映画ドラえもん のび太の宝島あらすじ ~ネタバレ~

今回の映画では、しずかちゃんがセイラなる少女と間違われて海賊にさらわれ、それを助けに行くことになります。
その連れになる少年が海賊と化してしまった父を止めようとする息子フロック。
このフロックとその妹でしずかちゃんとうり二つの娘セイラと元研究者で海賊と化した父と同じく研究者で船の設計者の亡くなった母との家族のドラマが背景に絡みます。

地球の核エネルギーを利用することを研究していた母がなくなるとき、子どもたちの未来を頼むと言ったことを重く受け止めた父は、未来へ行き滅亡した地球の姿を見てしまいます。その荒れ果てた地球を見て、もう宇宙に逃れるしか方法がないと思い込んでしまいます。
そして地球のエネルギーを取り込んで宇宙に逃れるための宇宙船を造り、その積み荷として持っていくために海底に沈んだ宝を集める海賊と化してしまいます。
のび太たちが出会う海賊船は宝を集めている最中の宇宙船だったという訳です。

宝を集め終わって、地球のエネルギーを吸い取って燃料にして宇宙へ逃れようとするのをドラえもんたちが止めるために頑張るのです。

フロックとセイラの子どもたちの願いとは裏腹に、亡くなった母の言葉を曲解して希望を失い、海賊と化した父
子どもが望むものと大人が良かれと思うものとの行き違いによる対立。

本質をつくのは、のび太の叫びです。

『僕たちは子どもで何も分かってない。でも、家族が一緒にいたいと思うことがいけないことなの。』
正確な言葉はあやふやになってしまったけれど、内容的にはこんな感じだったと思います。

先回りして考えていろいろやってしまう大人よりも、感覚的に考える子どもの方が本質をついている!大人の私が見てもそう感じました。

もちろん、みんなの活躍で地球のエネルギーを吸い取るのを食い止めて、
父と息子の技術対決では息子が父を負かして、父が改心するハッピーエンドです。

 
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のび太の宝島を見ての率直な感想

ハッピーエンドのストーリーはやっぱりスカッとしました。
対決部分もスピード感があって楽しかった~。

今回ののび太の宝島は、敵がドラえもんよりも未来から来ているので、かなりのハイテク感でした。

ドラえもんサイドがローテクに思えてしまう程です。

海賊船は島であるかのようにみせてしまうこともできる宇宙船。その燃料は地球の核から吸収したエネルギーで、宇宙船は他の星に移住するためのノアの方舟状態。
ドラえもんとクイズ対決するペットの鳥「クイズ」は鳥型子守ロボット。(ガンダムでアムロが持ってたハロを思い出しました。)

今回の映画で感じてしまったのは

「未来を知るのはあまりいいことでないな。」ということです。

不都合な未来を知ってしまって、それを回避することしか頭になくなってしまうと今をまったく生きられません。

恐れと不安に取り憑かれるだけのような気がします。

不都合な真実を知って、それでも希望を持ち続けられるのはよっぽど強い人ですね。
現実には悪役があんなに簡単に改心してしまうことはないだろうな。とは思いますが、そこは子ども向け映画ということで。

子どもたち、ふたりも楽しんだようで、楽しい春休みの1日でした。

 

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