アイロン襖紙で押入れの天袋の襖紙を貼り替える
和室のドア扉にアイロン襖紙をはりなおすと真っ白になって気持ちがよかったので、他の場所も貼り替えることにしました。
一番やりたかったのが、押し入れの天袋の扉です。
4年前に破れ襖を補修した時から、上下の色の違いが気になっていたのです。
なかなか手を付けられなかったのには理由があって、鴨居の中央が上にゆがんでしまっていて天袋の戸が外れなかったのです。
しかしなんとかしようと思うとなんとかなるもので、力のある夫が鴨居を下にぐっと押すと鴨居がちょっと下がって戸を外すことができたのでした。
4年越しの天袋の襖紙の貼り直しは、やってみると意外と簡単でした。
今回は押入れの天袋の襖紙の貼り直しを紹介します。
スポンサーリンク
押入れの天袋の戸の構造
押入れの天袋の戸を外して、どのように襖紙が貼られているのか確認してみました。
襖のように枠はなく、戸に襖紙が直接貼られています。
左の扉
下の部分は紙を貼らずに木のままでした。紙を貼ると厚みが出てしまって滑りが悪くなるので、この構造なのかなと思いました。他の部分は戸を包むように縦横の脇まで襖紙で包むように貼られていました。
上になる右扉の裏面には、突起がありました。突起を包むように襖紙が貼られています。
この構造から考えると、木が見えている下の部分と引き手側の縦の部分の2辺をきっちり合わせて貼っていくのが良さそうに思いました。そこで、アイロン襖紙を天袋の縦プラス厚みの長さに合わせて2枚同じ長さにカットしました。横幅は貼りながら切るほうがやりやすそうだとおもったので、そのままにしました。
*注意: 押入れの天袋の高さは、どの押し入れでも同じだと思っていましたが違っていました。我が家の1階と2階の押し入れでは4cm近くも高さが違っていました。危うく同じ長さに切ってしまうところでした。紙のカットは天袋の戸に合わせながら行いましょう。
襖の引き手の外し方
襖紙を貼る前に、引手を外します。
(*写真は襖仕様の引き戸の引き手ですが、天袋の引き手も大きさは小さいですが同じ仕様です。)
引手は上下に釘で固定されています。
どちらかの釘の頭を浮かせて、ペンチで引っぱって引き抜きます。
引手を浮かして引き手を引っ張ると引き手と一緒にもう1本も釘も抜けます。
天袋の戸にアイロン襖紙を貼る
引手が外せたら、戸にアイロン襖紙を貼っていきます。
だいたいの位置をあわせて大きな洗濯バサミで仮押さえして位置決めをします
左扉の引手がない方の端は裏に折り返して貼り、上面は端が重ならないようにカットして貼ります。(適当です)
右扉の裏側は、突起に合わせて重ならないようにカットして貼ります。
カッターで切り込みを入れます。このとき、裏の紙まで切らないように注意します。
釘を打つのが難しいので、両面テープで引き手をくっつけることにしました。厚みのある両面テープを利用したので襖紙と引き手のすき間があかずにピッタリ貼れました。
まとめ
4年前からなんとかしたい思っていた天袋の襖紙が真っ白になると気分がすっきりしました。天袋はサイズが小さいので1階と2階の両方の天袋の貼り替えが1枚分の襖紙で十分に足りました。
貼ること自体はとても簡単でした。また引き手を元通りにするのに両面テープを使ったので、次に貼り替えることがあっても今度は簡単に外せます。紙の厚みが加わるので、引き手はしっかりとハマり両面テープでもしっかりとくっついています。
古い家でも手を加えるとやっぱりきれいになって、家族の評判も上々です。
同じ型番のアイロン襖紙が足りなくて、あともう一箇所貼り替えができなかった場所があります。入荷を待って全部仕上げるのが当座の目標です。
アイロン襖紙は、ネットでも注文できます。
やってみると意外と簡単です。多少の失敗があってもやる前よりは確実にきれいになりますよ。(笑)
この記事へのコメントはありません。